高麗人参の種類
ひとことで高麗人参といっても、実は加工の過程によっていくつかの種類に分類されています。
たとえば、白参というのはフレッシュな人参をよく水洗いしてから、薄く皮をはがし、天日干しして乾燥させたものです。
色が白いので白参http://www.vulnerableplaque.org/white.htmlと呼ばれています。
この白参の中でもいくつかに分類されており、人参の根っこの部分とひげなどを綺麗に取り除き、真ん中のまっすぐした太い部分だけを使うのが直参(チョクサン)と呼ばれています。
白参は白色で清潔な感じがして、見た目も綺麗なのですが、製造過程で皮を取り除いてしまうため、皮の部分に多く含まれているサポニンの量が減ってしまうというところがデメリットです。
白参とは違い、もうひとつの手法によって作られた高麗人参は紅参http://www.italydreamvacation.com/Cultivation.htmlと呼ばれているものです。
紅参は、フレッシュな高麗人参を収穫してから、よく水洗いをした後に、外側の皮を剥がさずにそのまま蒸します。
蒸した高麗人参を天日干しにして乾燥させたものが紅参になります。
紅参は赤褐色で、手触りは固い感じになります。
見た目は少し悪いのですが、白参と違って皮を剥いていないため、皮の部分に多く含まれるサポニンもそのまま残っており、しかも長期的に保存することが可能です。
そのうえ、消化吸収率も高いと言われています。
これなら紅参を摂取するほうが絶対に良いじゃないかと思うかもしれませんが、実は紅参は蒸してから乾燥させるために、蒸している過程で失われてしまう栄養素もあるのです。
このように、白参、紅参はそれぞれ長所と短所があるため、選ぶときの目安としては、自分が一番摂取したい栄養素はどちらに多く含まれているか、という点を見極めることが大切です。
また、白参、紅参の他に、生干人参という高麗人参もあります。
この生干人参は、フレッシュの採れたて高麗人参をよく水洗いしてから、皮をそのままにして剥かずに乾燥させたものです。
この場合は、白参ほどは白くならず、紅参のように赤くなることもなく、どちらかというと少し黄色っぽい感じの色になります。
この生干人参は色が黄ばんでいるために見た目は悪いのですが、サポニンの含有量は非常に多く、品質も良いと言われています。
また、高麗人参の分類方法には、高麗人参の根っこを見て分類する方法もあります。
たとえば、ひげ人参、束毛人参、間引き人参などがあります。
これはそれぞれの高麗人参の根っこの生え方によって名付けられたものです。
高麗人参は生長年数によって根っこの形が違うため、このような分類の仕方もあります。